クラリネットで「暖かい音」を出すために大切なこと3選

音楽

クラリネット特有の、暖かい音色で演奏したい
クラリネットを演奏しているけれど、なかなか良い音色が出ない

クラリネットに限らず、楽器を演奏していて、上記のような悩みはありませんか?

このような悩みを解決するために、練習が必要であることはいうまでもありません。

しかし、練習の効果を最大限活かすために、とても大切な「考え方」があります。

この記事では、その考え方をお伝えすることで、楽器の演奏を楽しむ皆さんが「理想の音色」に近づけるヒントを示すことができればと思います。

はじめに~練習よりも大切なこととは?~

私は、クラリネットを趣味で演奏しています。
小学生5年生からクラリネットを始めたので、20年近く続けていることになります。

最近では、手前味噌ながら、

「暖かい音色だね」
「とんけらの音色が好きだよ」

このように言って頂けることも多くなってきました。

また、私は過去に、吹奏楽部の顧問として演奏指導をしていたことがあります。
そこで、冒頭のような悩みを持っている多くの生徒に出会いました。

生徒たちは、教則本・エチュードを使って、一生懸命に練習していました。
確かに、技術は向上していましたが、音色の変化は、あまり感じられませんでした。

そのような生徒達への指導を通して、暖かい音色を出すためには、ひたすら練習する以前に、音色の作り方に対する「考え方」が重要だと感じました。

どれだけ効率的な練習をしていても、長時間の練習をしていても、基本となる「考え方」が無いと、練習の効果も半減です。
練習の意味がない」ということさえ、あり得ます。

そこで、私の経験を活かして、クラリネットで暖かい音を出したい方に持っておいて頂きたい、基本的な「考え方」を3つまとめてみました。

クラリネット以外の楽器を演奏する方も参考になる内容です。

ぜひ最後までお読み下さい!

その① 目標とする音色、演奏家を見つけよう

暖かい音で演奏するために、初めに必ずやってほしいことは、目標とする音色、演奏家を見つけることです。

こうなりたいと思う音色を具体的にイメージすることができていなければ、たくさん練習をしても、どれだけ良い楽器を買ったとしても、音色を豊かにしていくことは難しくなります。

しかし、好きな音色、暖かいと感じる音色は、人それぞれです。
誰かに指示されて好きになったりするものではありませんよね。

ここは、自分の感覚に素直になることが大切です。

逆にいうと「こんな音色で演奏したい」という音色は、自分で見つけないと、誰も教えてくれません。

私達はありがたいことに、Youtubeを使って、国内外たくさんの演奏家の演奏を自由に聴くことができます。

ぜひ、次に楽器をケースから取り出すまでに、自分の好きな音色、目標とする音色を決めましょう!
それも「こんな音」ではなくて、「この人(演奏家)の音」という、はっきりとした形で決めることが大切です!

この「目標とする音色、演奏家」があるのと無いのとでは、上達スピードが全く変わってくるのです。

ちなみに私は、クラリネットを始めてから、カール・ライスターの音色をずっと目標としてきました。
クラリネットらしい、そして木管楽器らしい、暖かさが感じられる音色が大好きです。

Mozart Clarinet Concerto, Karl Leister – I. Allegro

その② 自分の演奏を録音して、聴いてみよう

見落としがちですが、非常に重要なのが、自分の演奏を録音して、聴いてみることです。

これは、もしもあなたが「クラリネットを吹きながら、自分だけ気分が良くなればそれでいい」と思っているのであれば、必要ありません。

しかし、「自分の演奏を通して、誰かに喜んでもらいたい。幸せな気分になってもらいたい。」と思っているのであれば、必ず実践して下さい。

というのも、自分の音色は、自分では分からないからです。

試しに、自分の声をスマートフォンで録音して、聴いてみて下さい。

「えっ、こんな声をしていたの?」
「なんだか、思っていたのと違う声…」

わざわざ録音して聴いてみなくても、このようにお感じになった経験はあるかもしれません。

声を発すると、その発した声が耳から入ってくるのと同時に、顔の骨を伝わって、それも音として認識する。という仕組みがあります。

録音した声を聴いた場合は、どうでしょうか。
耳から音が入ってくるのは変わりませんが、その音が顔の骨を伝わる、ということはありませんよね。

そのため、録音した声は、声を発したときに聴こえる音とは違って感じられるのです。

クラリネットで音を発する場合も、同じことが言えます。

楽器を吹くと、その音が自分の耳から入ってくるのと同時に、リードの振動が、そのまま顔の骨から脳に伝わります。

でも、その音を聴いている人にとっては、音は耳から入ってくるだけですよね。
(リードの振動が、音を聴いている人の顔の骨に、直接伝わることはありません)

そのため、演奏している瞬間、自分に聴こえている音と、他人に聴こえている音は、実は異なっているのです。

そこで、まずは「自分の音色は、他人にはどう聴こえているのか」を、録音を通して知る必要があります。

「調子が良いと思って演奏していたけれど、録音を聴いてみるとイマイチだった…」
と、ガッカリすることもあれば、

「自分では録音を聴いてみると、思ったよりも良い音色だった」
と、嬉しくなったり、モチベーションが上がることもあります。

クラリネットの演奏に限った話ではありませんが、何か目標を達成するための基本的な考え方は、「ゴール(目標とする音色)と現在地(今の音色)の差を、いかに縮めていくか」ということです。

今の音色を自分で正しく理解していないと、何が足りないのか、どんな練習をしなければいけないの、分かりません。

これでは、上達したくても、遠回りばかりでなかなか上達しません。

練習をする時には、なるべく録音をして、それを聴いてみるようにしましょう。
そして、現在地を確かめながら、前に進んでいきましょう。

ちなみに、私はこちらの録音機を使っています。(リンクは、amazonに飛びます)
スマートフォンのアプリでも十分に代用可能ですが、録音データがスマートフォンの容量を圧迫してしまうことや、リアルな音質を記録するために、余裕があれば録音機を使うことをオススメします。
TASCAM リニアPCMレコーダー ブラック DR-05

その③ セッティング、道具にこだわろう

「とにかく練習して、実力をつけることが大切。道具に頼ってはいけない」と言われることもあります。

私はこれには、半分賛成で、半分反対です。

暖かい音、良い音を出すためには、当然ながら練習が必要です。絶対、練習して下さい

ただし、暖かい音を出すために、道具にはどんどん頼って下さい。こだわってください。

マウスピース、リード、リガチャー、楽器本体。
お金をかけて、一歩でも理想の音色に近づく。
それによって、楽器の演奏が楽しくなったり、誰かに喜んでもらえるとしたら、安いものだと思います。

もちろん、費用面を考えると、楽器本体の買い替えは現実的ではないかもしれません。
しかし、「マウスピース」「リガチャー」「バレル」は、特にアマチュア奏者であれば、そう頻繁に買い換えるものでもないと思います。

少し費用をかけてでも、道具にはこだわって、お気に入りのものを使うことをオススメします。
日々の練習も、楽しくなりますよ!

ちなみに、以下が私のセッティングのこだわりです。
Amazonへのリンクを貼っておきますね。

・マウスピース
PLAYNICK プレイニック Bクラリネットマウスピース PlayEasy B2

・バレル
クランポン トスカ グリーンライン バレル 66mm

どちらも安いものではありませんが、何年も使い続けています。
音色がまろやかに、そして遠鳴りするようになりました。オススメです。

私の「道具には投資しよう」という考え方は、趣味だけでなく仕事にも活かすことができるものだと思っています。
よろしければ、こちらの記事も読んでみて下さい。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、クラリネットで暖かい音を出したい方、理想の音色に近づきたい方が、知っておくべき「考え方」をお伝えしました。

・目標とする音色、演奏家を見つける
・自分の演奏を録音して、聴いてみる
・セッティング、道具にこだわる

難しいことではありませんので、ぜひ今日から実践してみてくださいね!

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